このページでは、北欧のクリスマス飾り「ユールヤータ」の技法で席札を手作りします。
本来のユールヤータは織り重ねるのが面倒なので、この席札は見えない箇所を省略して簡単にしました。
ユールヤータ席札の材料は紙だけです。印刷するので明るい色の紙を選んでください。
制作事例の席札は斤量100㎏のタント紙を使いました。
ゲストへのメッセージが飛び出すスライド席札の販売を始めました。自分で印刷と組み立てを行う手作りタイプです。
ゲストをドラッグ&ドロップで配置して席次表にするスマートフォン用アプリが完成!ぜひお試し下さい~
席札の原稿はワードで作ります。ワードの操作方法が判らない時はワードで席札を作るのページを参考にして下さい。※この章の操作説明はワード2010のものです。
ワードの新規文書に直線を配置します。長さ140mmの縦線が6本、7cmの横線が1本です。
続いて直径70mmの円を配置し、さらに頂点を編集して半円にします。
グリッド線を表示させ、さらにグリッドの間隔をタテヨコそれぞれ5mmに設定します。グリッドがあると図形のレイアウトが非常に簡単に行えます。
線や半円を動かして下の図の配置にします。グリッドを使った配置は精度に欠けますが、この席札では問題ありません。
これまで作った図形を全て選択してグループ化し、さらに複製します。
2つの図形をそれぞれ45度回転させ、さらに交差させてハート模様を作ります。
ハート模様の真ん中にテキストボックスを配置し、メッセージを入力します。テキストボックスの塗りと線はなしに設定します。
ハート形の左側グループとメッセージを同時に選択し、もう一度グループ化します。
ハートを作っている2つのグループを回転させて元のように真っ直ぐに戻します。邪魔ならグリッドはOFFにしても構いません。
テキストボックスを2つ作り、円弧部分に配置してゲストの苗字と名前を入力します。ここもテキストボックスの塗りと線はなしです。
片方のグループを覆うように長方形を作成し、それを背面に移動させてテキストや図形が見えるようにします。長方形とテキストの色を調整して原稿完成です!
もう一つの席札と台座の寸法は以下の通りです。どちらの原稿もこれまで紹介した方法で簡単に作れます。
ハート模様席札の寸法は下記の通り。グリッドの間隔は1.4cmの半分、7mmにします。もう1枚は原稿の向きが左右対称になります。
台座の寸法は以下の通り。点線部分は折れ線になります。グリッドの間隔は5mmに設定してください。
ユールヤータ席札の組み立ては、本体組み立て→台座取り付けの2ステップです。
印刷した原稿を線に沿って切り離します。
切った2つの部品を織り重ねます。重ねる順番を間違えるとメッセージが見えなくなるので、確認してから折り始めてください。
表側を重ね終わったら余った部分を裏に折り、裏側でも同じように織ります。
台座の原稿を印刷し、本体同様に切り出します。これを本体に糊付けすればユールヤータ席札が完成!