ワードで席札を作る

このページは、ワードで手作り席札の原稿を作成する時によく使う操作方法をまとめています。席札のアイディア席札の差し込み印刷のページも参考にどうぞ!※このページの操作説明はワード2010のものです

ジッパー席札

用紙サイズや向きの設定

ワードの用紙サイズはA4縦長が初期設定です。これを席札の形に合わせて横長にしたりA5サイズにしたりする方法は以下の通り

ページレイアウトタブ

原稿の向きや大きさの変更はページレイアウトタブで行います。ページレイアウトタブ内にある「印刷の向き」ボタンをクリックすると縦長か横長かを選択でき、「サイズ」ボタンをクリックするとA4以外のサイズに変更ができます

印刷の向きで縦長と横長を選択
「印刷の向き」ボタンをクリックすると縦長か横長かが選べます
サイズで用紙の大きさを選択
「サイズ」ボタンをクリックすると用紙の大きさが選べます

余白の調整

ワードは初期設定で文書の余白が上下左右それぞれ約3㎝になっていますが、ページレイアウトタブ内の「余白」ボタンをクリックする事でこの量を自由に調整出来ます

余白の調整

印刷は紙送り機構の構造上、縦方向にズレる事はあっても左右はズレないので、左右の余白を0にして紙幅を目一杯使った席札作りも可能(環境により原稿が端まで印刷されない事があります)

余白0の原稿
全ての余白を0にして印刷すると・・
余白0の印刷結果
上下は多少ズレますが左右はズレません

表の作成

ワードで原稿を作る場合、席札が四角形であれば表を使うのが簡単!この章では縦6cm横9cmの席札を表で作成します

表の完成図
こんな席札原稿を作ります

表の挿入

ワードで表を配置するには、まず挿入タブを選んでさらに表ボタンをクリックし、「表の挿入」ダイアログボックスを表示させます

表の挿入
表の挿入ダイアログボックスを表示させます

「表の挿入」ダイアログボックス内のマス目をクリックして表の行数と列数を指定します。ここでは4行2列を指定してみました。行や列の数は後から簡単に修正出来るので適当で大丈夫

行と列の数を指定
マス目をクリックして行と列を指定

表が挿入されました。ここから席札らしい形に整えます

挿入した表の初期状態
挿入したばかりの表は席札らしくないです

高さと幅の修正

高さと幅を修正する場合はまず表全体を選択します。カーソルを表内に移動させると表の左上に四角いアイコンが現れるのでそれをクリックする事で表全体が選択できます

表全体を選択

表全体を選択した状態でレイアウトタブをクリック、そして高さと幅の欄に希望のサイズ(今回は高さ60mm幅90mm)を入力します。これは表全体のサイズでは無く表を構成する個々のマス(セルと言います)のサイズです

セルの高さと幅を指定
セルの高さと幅を希望のサイズに変更
表の幅と高さを変更した状態
高さ60幅90に変更しました

一部の行だけを選択した状態で高さを指定すると、その行だけが指定した高さになります

一部のセルだけ高さを変更
2行目だけ高さを30mmにしました

テキストの調整

形は席札らしくなりましたが、試しにゲスト名を入力してみると端に寄り過ぎているし文字も小さいので、次はテキストを調整します

テキスト入力前
席札にしては名前が小さく端に寄り過ぎ

まずは文字位置の調整です。高さと幅の修正同様に表全体を選択した状態でレイアウトタブを選択。さらに中央揃えのボタンをクリックします

文字の中央揃え
表全体を選択した状態で中央揃えをクリック
中央揃えの結果
ゲスト名が席札の中央に来ました

続いて文字サイズを調整します。表全体を選択した状態でホームタブをクリックし、フォントサイズを今より大きな数値に変更します

ゲスト名が席札らしい文字サイズになりました。表全体をまとめて修正しているので他の箇所にゲスト名を入力しても同じ文字サイズになります

フォントサイズ修正の結果
席札らしくなりました

行や列の数を変更

表の行数や列数を減らしたい場合は、表内の減らしたい箇所を選択した状態でレイアウトタブを選択、さらに削除ボタンをクリックします

表の削除
削除したい箇所を選択して削除ボタン

削除ボタンを押すと、削除方法を選択するダイアログボックスが現れますので、列が削除したい場合は「列の削除」、行が削除したければ「行の削除」を選択してください

削除ダイアログボックス
列または行の削除を選択
列を削除した例
列を削除してみました

行数や列数を増やしたい場合はレイアウトタブを選択し、4つある挿入のボタンのどれか1つを選べばOK!

4つの挿入ボタン
必要に応じて挿入ボタンを選択

線種の変更

表を構成している線を破線にしたり色を変えたりしたい場合は、まず表を選択した状態でデザインタブを選択し、罫線の作成グループにある各項目でどんな線にするかを指定します

罫線の作成グループ
罫線の作成で線の種類を指定

各項目の右側をクリックしてドロップダウンメニューを表示させ、線の種類や太さ、色を指定してください

線の種類や色などの指定
各項目の右にある下矢印をクリック

続いて罫線ボタンの右側をクリックしてドロップダウンメニューを表示させ、どの線を変更するかを指定します。例えば外枠を選択すると、選択しているエリアの外周部分だけが変更されます

外枠を選択
罫線ボタンの隣にある三角印をクリック
表の外枠を変更
外枠を選んで表の外周だけ色を変更

図形の作成

席札が四角で無い場合は図形で対応します。この章ではワードで図形を作成し、さらに思い通りの大きさや色にする方法を説明します

図形の基本

ワードで図形を作成するには、まず挿入タブで図形ボタンを押すと現れるメニューで作りたい図形を選択します。それから作業画面上の適当な場所をドラッグ!

描きたい図形を選択
「図形」ボタンを押して描きたい図形を選びます
ドラッグで図形を描く
作業画面を斜めにドラッグすると図形を描くことができます

正方形や真円など、縦と横の長さを同じにしたい時はシフトキーを押しながらドラッグ。図形の大きさや位置は作成した後でも変更できます

真円はshiftキーを押しながらドラッグ
真円や正方形はshiftキー&ドラッグ

図形の移動

図形はドラッグ&ドロップで自由に移動出来ます。思う様に移動しない場合は、図形を選択した状態で書式タブにある文字列の折り返しをクリックし、ドロップダウンメニューで背面を選択して下さい

文字列の折り返し
背面を選択

サイズと角度の調節

図形を選択した状態で外周にカーソルを合わせてドラッグすると移動やサイズ変更が行えます。カーソルが十字の状態なら移動、両矢印キーならサイズ変更。緑のハンドルにカーソルを合わせてドラッグすると回転

カーソルが十字なら移動
十字の時にドラッグで図形移動
両矢印でドラッグはサイズ変更
両矢印の時にドラッグでサイズ変更
カーソルを回転ハンドルに合わせる
緑のハンドルにカーソルを合わせると回転

正確なサイズ指定

作る席札のサイズが決まっている場合、図形を選択した時に現れる「書式タブ」にあるサイズという項目に数値を入力する事で図形の高さと幅を指定できます。角度は回転という項目で指定します

ワードで図形のサイズを数値指定
サイズという項目で図形の大きさを数値指定
ワードで図形の回転を数値指定
回転という項目で図形の傾きを数値指定

形を変える

三角形や台形など選択した時に黄色の頂点が現れる図形は、その頂点を移動させる事ができます。数値入力が行えないのでアバウトな調整になりますが、席札に合わせて自由に変形できます

黄色い頂点を使った変形
黄色の頂点を移動させると図形が変形します

色調整

図形の色は席札に合わせて自由に変更出来ます。色を消したり変更したりするのは、図形を選択した状態で書式タブの「図形の塗りつぶし」または「図形の枠線」という項目を選択!

図形の塗りつぶしと図形の枠線ボタン
図形の塗りつぶしや図形の枠線で色を変更

透明度

「図形の枠線」の下方にあるランチャー(小さい四角)をクリックするとダイアログボックスが現れ、例えば図形の透明度などさらに細かい調整が行えます

ダイアログボックスランチャー
四角をクリックでダイアログボックスが現れます
透過性の調整
図形の透明度などが調整できます

頂点の編集

作りたい席札の形が複雑だったり、ワードの図形がもの足りない時は頂点の編集を試してください。この章では円弧やかわいいハートを頂点の編集で作成します

円弧の作成

図形メニューに円や半円はありますが、円弧はありません。でも頂点の編集を使えば円から簡単に円弧が作れます。

半円と円弧
半円ではなく円弧を作ります

まず円を作成し、塗りつぶしで「なし」を選んで線だけにします。その円を選択した状態で書式タブ図形の編集メニューをクリック、さらにドロップダウンメニューで頂点を編集を選択し、円の外周上に4つの点(頂点)を表示させます。円の作り方や塗りつぶしが判らない時は図形の作成の章を!

頂点の編集
図形の編集メニューで「頂点の編集」を選択します
頂点
4つの頂点が表示されました

円弧は両端が切れていますが、円には切れ目がありません。なのでまず円に切れ目を入れます。円の頂点にカーソルを合わせて右クリックすると新しいウィンドウが現れるので、その中の開いたパスという項目を選択します。頂点が2つに分かれ、円に切れ目が入ります

円弧のパス
円弧の線は両端が切れています
開いたパス
頂点の上で右クリックして「開いたパス」を選択
円のパスが切れた
円に切れ目ができました

あとは余計な頂点を削除するだけ。円の切れ目にある頂点にカーソルを合わせて右クリックし、現れたメニューで頂点の削除を選ぶと頂点とそこから伸びていたパスが無くなり、きれいな円弧になります

2つの頂点を削除
2つの頂点を削除します
頂点の削除
削除する頂点にカーソルを合わせて頂点の削除
円弧の完成
きれいな円弧になりました

ハートマークを作成

図形メニューにハートは用意されていますが、手作りの席札で使うにはちょっと味気ない感じです。頂点を編集して可愛いハートマークにしてみます

ハートを改造
このハートを改造します

図形の作成の章を参考にハートを作成し、それを選択した状態で書式タブの「図形の編集」メニューをクリック。さらにドロップダウンメニューで「頂点を編集」を選択して頂点を表示させます

頂点の編集
図形の編集メニューで頂点の編集を選択
ハートの頂点
ハートの頂点が表示されました

頂点をクリックするとハンドルが現れますのでこれを動かしてみてください。ハンドルの動きにあわせてハートの形も変化します。これで席札に合ったハート形を自由に作成!

ハンドル操作
頂点をクリックするとハンドルが現れます

ネームタグの作成

図形に頂点を追加すれば、より自由な作図を行う事ができます!作例として手作り席札でよく使われるネームタグを作ってみます

ネームタグ
この形を作ります

まず図形の作成の章に倣って長方形を作成し、その長方形を選択した状態で書式タブの「図形の編集」メニューをクリック、さらにドロップダウンメニューで「頂点を編集」を選択して頂点を表示させます

頂点の編集
「頂点の編集」を選んで長方形の頂点を表示
長方形の頂点
長方形の頂点が表示されました

カーソルが長方形の辺上にある状態で右クリックすると新しいウィンドウが現れるので、その中の「頂点の追加」を選択します。すると長方形に新しい頂点が生成されます。

頂点の追加
右クリックすると現れるメニューで頂点の追加を選択します
新しい頂点
新しい頂点ができました

あとは新しい頂点を移動させるだけでネームタグ完成!グリッドと併用すれば複雑な図形も描けるので、席札の図面を作るには非常に便利な機能です。

頂点の移動
新しい頂点を移動させます
ネームタグの完成図
中にテキストを配置してみました
ワードで描いた展開図
グリッドと組み合わせれば展開図も簡単!

テキストの配置

手作り席札の原稿を作る場合、ゲスト名や挨拶文はテキストボックスの中に入力すると自由に移動や回転が行えて便利。図形と同じ要領で大きさや色も変更出来ます

テキストボックスの利点
テキストボックスは移動や回転が自由

テキストボックスの作成

テキストボックスの作成は、まず挿入タブで「図形ボタン」を押して現れるメニューで「テキストボックス」を選択します。続いて作業画面上の適当な場所をドラッグすればOK!

図形メニューでテキストボックスを選択
図形ボタンを押してテキストボックスを選択します
斜めドラッグでテキストボックスを作成
作業画面を斜めにドラッグ

テキスト入力

テキストボックスを選択した状態でキーボード入力するとテキストボックス内にテキストが生成されます。さらにホームタブをクリックしてフォントサイズ欄の数値を調整すれば文字サイズが変わります

テキスト入力
テキストボックスを選択した状態で入力
フォントサイズの変更
フォントサイズ欄の数値でサイズ調整

テキスト位置

テキストボックスを選択した状態でホームタブ内の中央揃えボタンを押すとテキストはテキストボックスの左右中央位置に移動。テキストを上下中央揃えにする場合は、書式タブ内の文字の配置ボタンをクリック!

中央揃えボタンの説明
左右の位置調整
文字の配置ボタンの説明
上下の位置調整

枠を消す

席札の原稿を作っているとテキストボックスの枠や色が邪魔な事がありますが、これは図形と同じ要領で消せます。大きさや角度も変更可。詳しくは図形の作成の項を!

テキストボックスの枠が邪魔
テキストボックスの色が邪魔なら・・
塗りつぶしなし
塗りつぶしなしで色を消去

オブジェクトの選択と表示/非表示

ワードで席札の原稿を作ると、図形やテキストボックス(以下オブジェクトと呼びます)が重なってオブジェクトがうまく選択できない事も。そんな時はホームタブ内の選択メニューにあるオブジェクトの選択と表示を使います

重なった図形
重なっている図形からひとつだけ選択するのは難しい!
オブジェクトの選択と表示
選択メニューで「オブジェクトの選択と表示」を選びます
オブジェクト一覧の画面
一覧にあるオブジェクト名をクリックすると図形が選択できます

Ctrlキーを押しながらオブジェクト名をクリックすれば、複数のオブジェクトを同時に選択できます。オブジェクトを一時的に非表示にする事も出来るので、ガイドの線などを印刷の時だけ消すのにも便利

複数選択
コントロールキーを押しながらクリックすれば複数選択
一覧でオブジェクトを非表示
目玉マークをクリックすると図形を一時的に消す事ができます

グループ化

グループ化は、複数の図形やテキストボックス(以下オブジェクト)を一つのオブジェクトとして扱う機能です。移動や複製をしてもグループ内のレイアウトは保持されるので席札作りには強力な機能です
グループ化したオブジェクトを複製
グループ化は複製すると非常に便利!

グループ化させるには、複数のオブジェクトを選択した状態で書式タブ内にあるグループ化というボタンを押してください。グループ化はいつでも解除して、元のパーツに分解できます

複数のオブジェクトを選択
グループ化するには、まず複数のオブジェクトを選択します
複数のオブジェクトをグループ化
書式タブ内にある「グループ化」ボタンを押せばグループ化完了!

オブジェクトの整列

図形やテキストボックス(以下オブジェクトと呼びます)を整列させるには配置という機能を使います。席札の原稿作りには欠かせない機能ですが、ちょっとクセがあるのでこの章ではその使い方を説明します

ワードで配置機能を使う
配置の機能は書式タブの配置メニューにまとめられています

左揃え

左揃えはオブジェクトを左合わせで整列させる機能。複数のオブジェクトを選択した状態で左揃えをクリックすると、選択したオブジェクト群の一番左端を基準にして全オブジェクトが揃います。右揃えや上、下揃えも同様の規則で整列します

左端揃えの説明
選択したオブジェクトの一番左端は赤矢印の位置なので
左揃えを適用
「左揃え」を適用すると上の図の様に整列します

図形が意図しない場所に移動してしまう場合は配置メニューで「選択したオブジェクトを揃える」にチェックを入れてからやり直してみてください

選択したオブジェクトを揃える
「選択したオブジェクトを揃える」にチェック

ページ端との左揃え

左揃えを行う際に配置メニューの「用紙に合わせて配置」にチェックを入れておくと、オブジェクトはページの左端を基準に整列します。この機能はオブジェクトがひとつだけの時にも使用できます。右揃えや上、下揃えも同様の規則で整列します

用紙に合わせて配置
ページを基準に整列させる時は「用紙に合わせて配置」をチェック
ページを基準に左揃え
オブジェクトがページ左端に整列しました

左右中央揃え

左右中央揃えは選択したオブジェクトを真ん中合わせする機能で、ゲスト名を席札の真ん中に配置したい時によく使います。オブジェクト1つだけに左右中央揃えを適用すると、真ん中合わせの基準は用紙になります

オブジェクト単体に左右中央揃えを適用
単体のオブジェクトに左右中央揃えを適用すると
オブジェクトは作業画面の中央に移動
オブジェクトは作業画面の中央に移動します

複数のオブジェクトで左右中央揃え

複数のオブジェクトを選択して左右中央揃えを適用すると、オブジェクトの両端を基準にした中間地点で全オブジェクトが整列します。上下中央揃えの場合も同様の規則で整列します

複数オブジェクトに左右中央揃えを適用
複数オブジェクトに左右中央揃えを適用した場合は
複数オブジェクトに左右中央揃えを適用した結果
オブジェクト群の両端を基準にした中央に整列します

配置メニューの「選択したオブジェクトを揃える」にチェックが入っていない場合、オブジェクトは用紙の両端を基準にした中央に集合します

「選択したオブジェクトを整列」が未チェックの時は用紙中央に整列
「選択したオブジェクトを整列」が未チェックの時は用紙中央に整列

左右中央揃えの応用1

あるオブジェクトを基準にして他のオブジェクトを中央揃えさせたい時は、左右中央揃えの前にいちど左揃え(右揃え)させます。その後で左右中央揃えさせれば、基準のオブジェクトは動きません。この方法は基準のオブジェクトが他よりも大きい場合だけ有効です

任意のオブジェクトを基準にした左右中央揃え
円を動かさず全オブジェクトを中央揃えしたいなら
任意のオブジェクトを基準に左右中央揃えをする場合は先に左揃え
左揃えしてから左右中央揃えを適用
任意のオブジェクトを基準にした左右中央揃えが完了
円の位置は変わらずオブジェクトが中央揃え

左右中央揃えの応用2

小さいオブジェクトを基準に整列させたい場合はガイド用のオブジェクトを作ります。まず新しく直線を作り、左右中央揃えの応用1の方法で基準にしたいオブジェクトの中心に配置します

任意の小さなオブジェクトを基準に左右中央揃え
五角形を基準にした真ん中合わせを行います
オブジェクトと直線に左右中央揃えを適用
新しい直線を作り五角形と真ん中合わせ

続いて同じ大きさのオブジェクトを2つ作り、これを右揃えと左揃えで直線の左右に配置します。この2つのオブジェクトをグループ化し、これを基準に左右中央揃えを行えば、基準のオブジェクトは動かさず中央揃えが行えます

左右中央揃えのガイド用オブジェクトを追加
同じ大きさのオブジェクトを2つ追加します
ガイド用オブジェクトをグループ化
新オブジェクトを左揃えと右揃えで直線の左右に配置し、グループ化
任意の小さなオブジェクトで左右中央揃えを行った例
グループ化したオブジェクトを基点に左右中央揃えを行えばOK!

左右に整列

左右に整列は選択したオブジェクト群の両端を基準にオブジェクトを均等配置する機能で、席札を整列させるには必須の機能。上下に整列も同様の規則性で均等配置します。意図しない場所で整列する時は選択したオブジェクトを揃えるにチェックが入っているかを確認!

左右に整列
オブジェクトを選択した状態で「左右に整列ボタン」をクリック
左右に整列の基準点を説明
均等配置は選択したオブジェクト群の両端が基準になります
左右に整列が適用された状態
均等配置されました!

グリッド線を使った配置

オブジェクトを規則的に配置するには、配置機能以外にグリッド線を使う方法があります。オブジェクトはグリッド線に近付けるとマグネットのように吸い付くので、グリッド線を縦横に巡らせることで複雑な整列が可能になります。席札の形によって配置機能と使い分けてください

グリッド線を表示させる

グリッド線の表示/非表示の切り替えは、表示タブ内にある「グリッド線」というチェックボックスで行います。

グリッド線の表示
グリッド線という項目にチェックを入れます
グリッド線が表示された状態
グリッド線が表示されました

グリッドの設定

初期設定のグリッドは横線だけですが、縦線を加えたりグリッドの幅を自由に変更する事もできます。これらの設定は、ページレイアウトタブまたは書式タブの配置ボタンをクリックすると現れるドロップダウンメニューで、グリッドの設定という項目を選択して行います

グリッドの設定
配置ボタンを押すと現れるメニューでグリッドの設定を選択します
グリッド線ダイアログボックス
グリッド線の詳細設定が行えるダイアログボックスが現れました

グリッドに縦線を加える

縦線を加えるには、上記の操作で現れるダイアログボックスで「文字グリッドを表示する間隔」という項目にチェックを入れればOK!文字グリッドは縦線、行グリッドは横線です。グリッドをオブジェクトの配置に使う場合、「表示する間隔」という項目は文字グリッドも行グリッドも1にしておいてください

文字グリッドを表示する間隔という項目にチェックを入れます
文字グリッドを表示する間隔という項目にチェックを入れます
縦のグリッド線
グリッドに縦線が加わりました

グリッドの幅を調整

グリッドの幅は「文字グリッドの間隔」「行グリッドの間隔」という項目に数値を入力する事で自由に変更ができます。この項目は1字とか0.5行とかよく判らない単位になっていますが、mmやcmにもキチンと対応していますので、半角で5mmとか1cmなど単位も含めて入力すればOKです!

グリッド線の間隔を変更
半角で5mmとか1cmと入力してください

重なり順の変更

文字や図形(以下オブジェクト)を重ねると、新しく作ったものほど上に表示されます。席札に印刷する文字が図形に隠れてしまう場合などは、この順番を入れ替える必要があります。オブジェクトを選択し、書式タブ内にある「前面へ移動」や「背面へ移動」機能を使うのが基本です

前面へ移動、背面へ移動ボタンの場所
重なり順の変更は「前面へ移動」「背面へ移動」機能で行います

オブジェクトの選択と表示機能で変更

重なり順はオブジェクトの選択と表示ダイアログボックスの最下部にある並べ替えボタンを押して変更する事もできます。

オブジェクトの選択と表示ダイアログボックス内の並べ替えボタン
並べ替えボタンを押すと重なり順を変更できます

反転印刷

手作り席札で転写という技法を使う場合、原稿を反転させて印刷する必要があります。反転には、プリンターの反転印刷機能を使う方法とワードの機能で反転さる方法の2種類があります

プリンターの機能で反転印刷

反転印刷はプリンターの機能で行うのが簡単!ワードの印刷画面でプリンターのプロパティをクリックしてプリンターの印刷設定ウィンドウを開き、そこに反転印刷の設定があればプリンターで反転印刷が出来ます

プリンターのプロパティ
印刷設定を行うにはプリンターのプロパティをクリック

反転印刷の設定は、左右反転させる項目が用意されていてそれを選ぶタイプと、転写紙など特定の用紙を選ぶ事で反転になるタイプがあるようです。詳しくはお手持ちのプリンターマニュアルでご確認下さい

項目を選択して反転
左右反転させる項目があるタイプ
用紙設定による反転
特定の用紙を選ぶと反転印刷になるタイプ

ワードで反転

コンビニのコピー機など、反転機能がないプリンターを使う場合はワードで原稿を反転させて印刷します。原稿の反転にはひと手間が必要で、ここでは一旦コピーして貼り付け、それを反転させる方法を紹介します

ワードの反転機能
テキストの左右反転はひと手間必要

まず、反転印刷したいテキストや図形(以下オブジェクトと呼びます)を全て選択します。全て選択する方法が判らない場合はオブジェクトの選択の章を参考にして下さい

全て選択
反転させたいオブジェクトを全て選択

選択したオブジェクトをコピーし、それから貼り付けます。貼り付ける時は必ずオプションでというボタンを選択します。貼り付けると元のデータと重複してゴチャゴチャするので、新規文書を作成してそれに貼り付けるとわかり易いです

オブジェクトのコピー
まず選択したオブジェクトをコピー
貼り付けのオプション
図を選ぶ事でテキストの反転が可能になる

貼り付けたオブジェクトを選択した状態で書式タブの回転メニューにある「左右反転」を使えばデータが反転しますので、これを印刷すれば反転印刷が行えます

ワードでオブジェクトを反転
回転メニューの「左右反転」機能でデータが反転します